萌出のう胞
1歳ごろに歯ぐきが紫色に腫れて来ることがあります。
多くの場合、第一乳臼歯のあたりが腫れてきますが、それ以外の場所のこともあります。
この腫れを、「萌出のう胞」といいます。
歯の萌出に伴い、少し弱っていた歯ぐきが、生えてくる歯と食べ物などにはさまれ、内出血を起こした状態になったものといえば、分かりやすいかと思います。
歯ぐきに傷が付いて、炎症を起こすこともありますが、多くの場合は自然に消えてしまいます。
特に心配することもありませんし、食事などに制限を加える必要もありません。
痛みも無いことが普通なので、気が付かないでいることもあるでしょう。
写真の紫色に腫れているところが、萌出のう胞です。
もう少し大きく腫れることもあります。
心配な場合は、小児歯科の専門医に相談してください。