クイズ4の答え B)
解説
なぜ少なめのほうが、むし歯予防に効果がないのだろうと、不思議に思われることがあるでしょう。
しかし、与える量を少なめにする方法は、かえってむし歯を増やす結果を招くことが多くなります。
A,Bどちらの場合も、与える回数が一回であるのなら、どちらの与え方もむし歯のでき方は同じです。

ところがこれを日常生活の中で考えてみると、一回にしっかり食べ満足していると、当分欲しがることはないと思います。

逆に、少ししかもらえず満足していないと、しばらくすればまた欲しくなるのが普通です。
お母さんが台所で、油を使うような料理をしていて危険な時に限り、周りをうろちょろして何とかおやつにありつこうとしてくることもあります。気になり落ち着いて料理ができないお母さんは、少しだけおやつを取り出し、「これ持って向こうでおとなしく食べといで」と、子どもに与えることもあるでしょう。

あの手この手で、何とかおやつにありつこうと、悪知恵を働かすのも子どもです。
「あと一回だけやで」とか「これで最後やで」、など言われながらもらっているようですが、これで最後になることはめったにありません。
子どもにせがまれると、親はどうしても根負けしてしまうことのほうが多いようです。
その結果、何度も回数多く与えてしまうことになってしまいます。

むし歯にしたくないのなら、おやつを与えるときは、十分満足するだけの量を、一回に与えるほうがいいと言えます。

クイズに戻る