歯の間に急に穴が開いてきた

「つい先日までむし歯はなかったのに、今日見たら穴があいていた」。
「ついこの前幼稚園の歯科健診では、むし歯は無いといわれていたのだが、急に穴があいてきた」。

このように、急にむし歯ができたと訴えるケースがときどきあります。
しかし、何もなかったところに急にむし歯ができ、穴があいてくることなどありえません。
見えないところでむし歯が進行していて、その限界を超えたとき、一気に見てわかるようなむし歯として出現するのです。
とくに奥歯の歯と歯の間のむし歯(隣接面う蝕)は、このようなケースが多く見受けられます。
このような歯と歯の間のむし歯を予防するには、デンタルフロスを使用することをお勧めします。
むし歯ができ始めると、糸がさばけてくるので、むし歯の早期発見にも役立ちます。
一日一回使用すれば、予防効果ははっきり出ます。時々使うのは、ほとんど予防効果はありません。

歯の間のむし歯、治療前レントゲン、隣接面隣接面、突然穴が

1枚目一見むし歯がなさそうな歯  2枚目左のレントゲン写真、黒いところはむし歯  3枚目は急に穴があいたと来院した患者さん

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