赤ちゃんから始めるむし歯予防

ビーバー小児歯科 06-6864-1011

子どもの年齢が、0才や1才の頃は、子どものむし歯を心配する母親はかなり少ないようです。

確かに、この年齢では、むし歯になっている子どもはあまりみかけません。普通は3才ぐらいからむし歯になってくるようです。

しかし、3才になったからといって急にむし歯ができるわけではありません。

12才ごろから弱っていた歯が、3才ぐらいになって崩れてきてむし歯といわれるような穴があいてくるのです。ですから、むし歯を予防するのには、実際は、子どもが赤ちゃんの頃か、1才頃に始めておかなければいけないといえます。一度、むし歯になってしまってから、むし歯を予防しようとしても、なかなか大変です。

見ために穴があいていない歯もすでに弱っていると、いずれはむし歯になってくることが多く、それを食い止めるにはかなりの努力を必要とします。また逆に、年齢の低いときからむし歯の予防を始めておくと、比較的楽にむし歯を予防することができます。その理由は、歯が少しずつ丈夫になり、3才頃になっていろいろなものを食べても、むし歯菌に対して抵抗力がついてくるためです。


どのような失敗が、たくさんのむし歯をつくるのか?
(1)    夜なかなか寝てくれないからと、ほ乳ビンをもたせたまま寝かせる場合。
特に、その中にジュースやイオン飲料の類が入っていると、あっという間に歯が溶けてしまうこともよくあります。
1才までにほ乳ビンは止めるようにするのがいいでしょう。

(2)赤ちゃんが喜ぶからといって、早くから市販のお菓子をうっかり与えてしまう場合。
このようなケースは1才前後の子どもによくあることですが、この場合は、上の前歯や第一乳臼歯といわれる歯がむし歯にかかりやすくなります。ちょうど、歯が生えている途中で、歯の質が弱い時期にあたるためです。
(3)上の子どもと同じお菓子を与える場合。
兄や姉がいる家庭では、赤ん坊に上の子どもと同じものを、つい与えてしまうお母さんがかなりいます。
3才過ぎの子どもの歯の質と、1才過ぎの子の歯の質は相当違っています。「つい上のこと同じものを欲しがったので、」と、母親が後で後悔する言葉をこれまで何度も聞かされてきました。
むし歯をつくらないための秘訣
1)        離乳食や幼児食を食べさせた後は、湯冷ましかお茶を飲ませておく。
2)        おやつを与えるなら、果物や自然のもの(芋など)を与えるようにする。
3)        兄弟がいる家庭では、日ごろからお菓子の買い置きをしないように心がけること。お菓子を見せておいて与えないようにすることは、到底できないことです。

         
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