転んで歯が折れたとき、どのような治療をするか
折れた歯の、欠けた部分の大きさで、治療は少し異なります。
少し欠けただけなら、欠けた部分を修復して治療は終わりということもあります。
ぐらつきがあれば固定も必要になります。
欠けた範囲が大きく、神経が露出しているようなら、神経の治療が必要になります。
8〜9歳のお子さんで歯の根が未完成のときは、歯が折れてから時間がたてばそれだけ神経の治療が難しくなります。
また欠けた部分の修復も、欠けた歯があればそれを使えることもあります。
ただし、欠け方によっては使えないこともあります。
この場合、欠けた部分を乾かさないようにしておいて下さい。
学校でぶつかって歯を折って来院したお子さんの一例を紹介しておきます。
このお子さんの場合、折れた範囲が大きく、神経が露出していたため、神経の治療が必要なケースでした。
受傷後直ちに学校の先生が連れてこられたおかげで、神経の処置もきちんとできました。
折れた歯の欠けた部分も持参され、欠けた部分がぴったりあったので、欠けた歯を使うことが出来ました。
折れて神経が露出 神経の治療を済ませ 折れた歯をくっつけて治療終了