過剰歯がある場合

過剰歯レントゲン

4歳頃に、乳歯がぐらぐらしてきたと相談を受けることがあります。過去に歯を打った場合も,早く歯がぐらついてくることがありますが,その他に過剰歯といって,余分な歯がありそれが乳歯の根を吸収し,ぐらついてくることもあります。左の写真の白い矢印の歯が過剰歯です。ブルーの矢印は,正常な乳歯の根の先ですが,緑の矢印は吸収された根の先です。これは下から伸びてきた過剰歯によって,根が吸収されてしまったものです。根が短くなりぐらぐらしてくるのです。永久歯の歯並びに悪い影響があるようなら,乳歯も過剰歯も抜歯することもありますが、どのような治療になるかはその状況により違いがあります。主治医とよく相談の上、対処されることをお勧めします。
ごく稀ですが、4歳でも永久歯の交換で、乳歯がぐらついてくるお子さんもいます。

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