1歳のお誕生日までには歯の健診を受けましょう
赤ちゃんからはじめよう むし歯の予防!!
1~2歳児のむし歯が増えている?
最近私の診療所に、2歳になったばかり、時には未だ1歳なのに、むし歯の治療に来る子が増えてきています。
食事調査をしてみると、1日に何度も母乳を与えられていて、その上お菓子やジュースも結構飲み食いしているのがこの子たちの特徴でした。
1~2歳でむし歯になってしまっては、子どもにとって悲劇です。このようなことを防ぐには、1歳のお誕生日までに小児歯科医の健診を受けることです。歯が生えると出来るだけ早く受診するのがいいのです。専門医なら、たとえ穴が開いていなくても、歯の汚れ具合や食生活の様子から危険を察知し、どうすればいい結果が生まれるか適切なアドバイスができます。
左の写真のお子さんは、2歳になったばかりのお子さんですが、母乳も長く、卒乳後はお菓子やジュースをよく飲み食いしていたため、前歯だけでなく生えたばかりの奥歯に治療が必要なくらいのむし歯をつくってしまいました。
子どもさんが小さなうちは、お菓子やジュースなどをおうちに置かないように心がけましょう。
むし歯の予防は赤ちゃんのうちから始めるのが一番です。
とくに、上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合、ぜひ1歳のお誕生ごろには歯の健診を受けられることをお勧めします。